彼女にするなら母親一択でしょ！

タイトルのライトさに反して重厚な読み応えに唸らされる

文章量が多くオナニー多めで本番は少なく、じっくり溜めたものを一撃必殺にかける感じで。
大量の文章を通じた感情の昂りは随一。
あの息子が母親に対して発情してる、あの母が報われるという感情は極めて感動的。
あともう1ー2種類ほど体位があれば良かったけど価格を考えると許容範囲。

母親は内面外見ともに非常に良かった。
夫に対する慕情はあるものの体の関係が減って欲求に蓋をしていた、夫との関係の変化から感じる寂しさも相まって、
元々親として好きだった息子に悪意なく過干渉し始めていたという感じ。
見た目も無邪気で純粋な少女感を出しながら寂しがりやで強烈な性欲を抱えているというギャップがいい。
下の毛の生え方がどこか人物像を象徴するような絶妙さで良かった。
息子は母親をノンデリババアと一蹴するものの胸を見てマザコン覚醒、ちゃんと気恥ずかしさとかを感じて直接アプローチをかけないのが良かった。

一番好きなのはオナニーに対するこだわりで、これが単なる性欲準拠の母子不倫作品とは一線を画している。
相手に気付かれたいと願う内心と相手を求めてはいけないという現実が母子に葛藤として襲い掛かり、切ない胸中と母子相姦の禁忌がよく表れている。
すぐには交わらない美学がよく出ていて焦ったさと甘ったるさがスパイスになって感情が揺さぶられる。
残り香を使った擬似交尾、欲望を剥き出しにしたドア越しの告白、吐き出した欲望の残骸で答えを伝えるのが詩的で、
まさにこの作品の真骨頂。
息子の今まで邪険に扱っていた母親の気持ちと母親への気持ちに気付いてどう接していいか分からない迷い、
母親の淫らな姿を見て屹立する自身に本音を曝け出したいけど恥ずかしいという葛藤、言葉には出さないけどこれで気付いてほしいという甘え方。
名前を隠し立ち絵を出さずに内面の輪郭だけを浮き出させる繊細な妙技。

今までベタベタだった対比でギクシャクするもどかしさもよく、そのもどかしさが母親のオナニーの激しさを加速させる、
母親の本音を曝け出した下品な告白が息子の本音を甘く手を引き導き出すというのが、母子相姦の甘味を引き立てる。
その翌日のデートでは母親主導で幼少期の記憶を辿りながら「この人がいい」とお互い確認するのが最高。
血の繋がりの示唆もありさすが。
最後に軽く後日談があるのが職人の一手間という感じ。

最高でした。

絵も内心の推移も良く描けてて魅力的♡

背徳の母子相姦に至る話だが、心地よく興奮させられてしまった!
母親のオトナと可愛らしさの共存、互いの心理の推移も良く描けてて引き込まれてしまう魅惑大。