ウルトララブラブ愛してるっ！！

ごちゃごちゃしていてページの黒色率が高い

そのいきおいにたじろいでしまいました。

行為中の１コマあたりの擬音量、文字のはみ出し量、重ね絵の量、背景トーン量などがとても多いです。
なのに、それに対する体の線がすんなりはしておらず、ぼそぼそとしていたり多重書きでブレていたりするので、目立たせたいと思われるメインの部分がかすんでしまっているように感じました。

どうなっているのかわかりづらい構図のコマがあることも相まって、まともに読むには時間がとてもかかります。

作者のリビドーは感じるので、刺さる人には刺さるのだと思います。
わかりやすさは捨てて勢いで勝負しているのだと思います。

いやむしろえぇやん

読みやすさ(この場合はぶーち先生作品の読み方とでも言うべきか)という点で躊躇う声を聞いた事があり、警戒しつつ購入したのですが・・・。
いやむしろ、自分的には合ってましたw

勢い重視という意見も聞きましたが、なんなら紙面からあふれるリビドーが自身の波長とうまくマッチングして、その世界観に引き込まれました。

画風の違う頃の作品も含まれていますが・・・その時代からすでに作風に確立されたものがあるので、強く違和感を覚えることなく楽しめると思います。

個人的には買ってよかったと素直に感じられる一冊でした。

ウルトララブラブ愛してるっ！ ！ （メガストアコ

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