妻が、他人の雌になるまで・裏 ―ショートカット巨乳妻・佐々木美咲の場合―

嘘だドンドコドーン

前作の補完的な立ち位置の今作だが、やっぱり美咲は快楽堕ちだった。決して前夫への愛の為などでは無かった。己の罪悪感を肯定する為にNTR性癖を言い訳にしていたに過ぎない。とは言っても前夫が現夫に抱かれてくれと言わなければこの結末は無かった訳で、そう言う所は面白いなと思った。あと、画像サイズも大きくなっていて満足だった。

女が男に背後を許すとき…

本作に”裏”という文字があるので、もう一方の作品を”表”と呼ぶことにする。…まず、表を購読した読者が裏に期待することは何かといえば、ヒロインが愛する夫を捨てて間男に走ることになる理由であるはずの濃厚なセ〇クス描写ではないだろうか？　しかし、作者は、ただ”M”という言葉で夫婦の間にクサビを打ち込むだけですまし、80ページの表に対し裏を60ページでまとめ上げるのだ。
ヒロインは、夫とのセッ〇スに不満があるわけではないし、最後まで愛しているのは夫だとも言っている。
なぜ、ヒロインは間男に走ったのか。…ヒロインは、それが夫の真に望んでいることだからという理由付けをしているが、実際にはそのような哲学的的な言い訳は、ヒロインのこじつけでしかないことを作者自身が作中のイラストの中で種明かししていると思うのだ。
それが、表と裏にそれぞれ着衣と裸体で描かれている間男がヒロインの身体を背後からいやらしくいじくりまわす姿である。そして、作中のセック〇描写においても、夫は正常位で”抱き”、間男は後背位でヒロインを”犯し”ている姿で描かれている。
動物、例えば犬は、真に服従するものにしか背後抱きを許さないことをご存知だろうか。…”雌”という言葉が使われている理由もこれによって理解できるものと思う。
現実の世界ではどうなのかは分からないことではあるが、実際のこととして、女の敏感な部分を背後から揉みしだいたり、挿入したりする行為に、”征服感”のような喜びが含まれていることは確かなように思われるが、これが、静的な描写が基本であるこの作品に異常なエロスを感じる理由であろうと考えている。

前作の補完に留まらない、非常に革新的な傑作

数多くのNTR作品がありますが、「なぜ寝取られるのか」に対してアンサーを出した本作は非常に革新的な作品だと思いました。今までの既存作品は、どうしても気持ちいいから堕ちるという回答が大半の中、プレイとして、そして愛の形として堕ちる（しかも完堕ちする）と言うことを分かりやすく書いたことは衝撃でした。話の流れも、加治木に言われた「マゾだから」から「夫を愛してるから」の心情の変遷が伝わりやすく、かなり良く出来た作品だと感じています。購入前は前作のスピンオフ・補完的な作品と考えていましたが、その期待を超える1つの傑作として扱っていいものです。

最高の寝盗られ

愛する夫の為…隣人にNTRプレイを承諾して貰う……隣人の使用済みコンドームをマ○コに残しながら…夫に興奮してもらう…寝盗らせプレイは過激さをまし、隣人の妻として振る舞い、夫を他人のように扱う所最高に良かったですッ!!

彼女の恋愛ラプソディ

前作ヒロインの妻からNTRの心情を感じさせる作品。夫と二度と会えない選択をした中でも、さよならが永遠の絆に変わる、そんな作品。